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38 雪上を歩くイノシシ
村上市の大平山に、1月と2月の2カ月続けて登った。去年も1月と2月に登っているが、去年は登山口の南大平キャンプ場まで車が入った。しかも、2月は1月よりも雪が少なく、山頂までツボ足で歩けるほどだった。
しかし今年は、南大平集落から先は雪が50p以上積もっていた。除雪終点の広い道路脇に車を止め、近くの家に駐車の了解を得た。1月はキャンプ場からの登山道を往復、2月は直登ルートを往復した。
約30年前にスキーで2回大平山に登り、滑り降りたことがある。大平山から先の南東方向に位置する579メートル峰まで進んで、西方向の尾根を降りていた。そこで、今年になって3回目の大平山はそのスキーで滑り降りた尾根から登ることにした。
しかし、出発時刻が遅くなったこともあって、道路に降りた尾根の場所を確かめただけで引き返し、キャンプ場で昼食を食べた。それから南大平集落に向かって歩いている時にイノシシを発見した。
キャンプ場に向かう時に、雪が積もった水田にまるで地上絵のようにイノシシの足跡が付いていた。その足跡に沿って1頭のイノシシが歩いていたのだった。
昨年末、要害山の登山口で動物が走って逃げるのを見た。最初はタヌキかアナグマだと思ったが、足跡を確かめるとイノシシだった。新潟県内で見た初めてのイノシシだった。
50年ほど前の本には、「イノシシやシカは、積雪が50センチメートル以上の場所には生息しない」と書かれていたように思う。しかし実際は、積雪の多い場所では狩猟によって個体数が減ってしまったようだ。
それが近年、狩猟圧の減少によりイノシシが増えてきたのだ。そしてイノシシの増加とともに、ヤマビルが広がっている。
