「こりないめんめん」とは

 

 羽田寿志著『新潟の低山藪山』(白山書房)には、「こりないめんめん」という表現が何度も登場します。しかしそのメンバーが明らかではありません。ここでは「こりないめんめん」のメンバーについて考察します。
 『新潟の低山藪山』のなかの雪中ビバークした新保岳から蒲萄山への縦走のあと、羽田さんは山に出かける度、奥さんから「今日は誰と行くの?」と訊かれるそうです。それに対し、「こりないめんめん」と答えたのが、「こりないめんめん」の由来だと聞いています。
 その雪中ビバークの約1箇月後に、また羽田さんを含む数名が雪中ビバークをしています。メンバーは羽田さんの他、佐藤レイ子さん、佐藤重憲・正子さん、本名文野さん、島倉富三郎・いみ子さんのようです。
 1998年10月10日、新津市に住む本名正名・文野さんご夫妻の日本百名山完登の際、参加者全員に配られた『新潟の低山藪山』の「愛読者カードの綴り」には、佐藤レイ子さんを「代表」、佐藤正子さんを「幹部」、私を「隊長」、有田克博さんを「こりないめんめんを影であやつる実力者」と表現しています。
 また『新潟の低山藪山』の「霧ケ谷山」では、「雪の山で二度一緒にビバークし、それでもこりずに私と山に同行するので、『こりないめんめん』と言われるようになった、佐藤正子さんと佐藤レイ子さん」と書いてあります。
 以上のことから「こりないめんめん」のメンバーを推定します。
 まず有田さんは、「こりないめんめんを影であやつる実力者」とされていおり、まだ楽しいビバークに参加されたことがない(以前ひとりでしたことがあるそうですが)ので、「こりないめんめん」のメンバーでないことがわかります。また「こりないめんめん」の定義を「雪の山で二度一緒にビバークし」と表現していることから、「隊長」と言われた私も「こりないめんめん」のメンバーでなくなります(羽田さんとは2回ビバークしていますが、1回は無雪期でした)。つまり、残る佐藤正子さんと佐藤レイ子さんのふたりだけが「こりないめんめん」のメンバーとなります。
 さて「『こりないめんめん』のメンバーは誰か」ということが、1998年10月31日新発田市と鹿瀬町の境界に位置する烏帽子山に向かうテントのなかで話題になったことがあります。その時羽田さんは、「俺はメンバーじゃない」と強く言っていました。羽田さんのビバーク回数は数知れず、「こりないめんめん」を既に卒業されている「名誉顧問」なのではないかと私は思います。

 

佐藤レイ子さんからの反論

 武田 宏さんのホームページ中、「<こりないめんめん>とは」で「つまり、残る佐藤正子さんと佐藤レイ子さんの二人が、<こりないめんめん>のメンバーとなります」と断定され、このホームページを見た人が、本当にそれを信じたらいけないので、私流に反論・考察します。
 まず、<こりないめんめん>の言葉の由来ですが、多分、武田さんの書いたとおりだと思います。しかし、この時点ではまだ、誰と特定することは出来ませんが、雪中ビバークした新保岳から蒲萄山までの縦走に参加した武田 宏さん、佐藤正子さん、それに私と推測されます。
 また、羽田寿志さんの<新潟の低山薮山>の「霧ガ谷山」の中で、「雪の山で二度一緒にビバークし、それでも懲りずに私と同行するので、<こりないめんめん>と言われるようになった佐藤正子さんと佐藤レイ子さん」とあります。この文から佐藤正子さんと私は断定されたようです。
 しかし、この文は広義に解釈すると、回数(ビバークの)など関係なく、「一緒にビバークし、それでも、私と同行するので・・・」とも、とれます。
 そうすると、真木山から松平山縦走で雪中ビバークした、佐藤重憲・正子さん、本名文野さん、島倉富三郎・いみ子さん、それに私ということになります。
 更に、羽田寿志さんの本の「愛読者カードの綴り」では、武田 宏さんを<こりないめんめん>の「隊長」、佐藤正子さんを「幹部」、有田克博さんを「<こりないめんめん>を影であやつる実力者」、私を「代表」と表現し、それについて武田さんは、「有田さんはメンバーでない」と言っていますが、「メンバー自身」が「影であやつる実力者」であっても一向にさしつかえないわけですので、メンバーに加えられます。
 最後に、羽田寿志さんの<新潟の低山薮山>の「烏帽子岳」の中で、「剛造山に同行した、別名<こりないめんめん>が参加」となっています。この剛造山に同行した者は、有田克博さん、武田 宏さん、佐藤重憲・正子さんそれに私です。
 以上のことから総合的に判断すると、有田克博さん、武田 宏さん、佐藤正子さん、本名文野さんは、確実に<こりないめんめん>のメンバーということになります。
 佐藤重憲さん、島倉富三郎・いみ子さんは懲りてしまったのか、その後、山行きを共にしていませんので、メンバーから外れるということになります。
 私は、というと、不本意ながら<こりないめんめん>のメンバーということになりますが、いや、とっくに<こりためんめん>になっているのですが、それ以上に羽田寿志さんの山行きの魅力から逃れられなくなっているのでしょうか。

 レイ子さんらしい冷静なご意見ありがとうございました。羽田さんが早くもうかった金で新しいパソコンを買われ、ご意見を寄せてくれるように望んでいます。

 

本名文野さんの意見

 武田宏さんも佐藤レイ子さんも<こりないめんめん>とは誰か、<こりないめんめん>の条件は何か、と言葉を楽しんでいるナアーと、home page を楽しく読みました。山を登ることから派生して、こんな楽しみ方が生まれるなんて、面白いですね。
 <こりないめんめん>と言う言葉が、何時から何処で使われるようになったか、については羽田寿志さんに直接答えてもらうのが正解ですが、羽田さんは「俺はメンバーじゃない。」と言うだけで多くは語ってくれません。それが、言葉遊びの楽しみを皆に与えてくれた原因でしょう。
 <こりないめんめん>というネーミングをしたのは、羽田寿志さんの奥さんだと聞いています。新保岳から蒲萄山への縦走の雪中ビバーグの後、次の山行で同行者の名前を告げたところ・・・・佐藤レイ子さんだったと記憶しているんですが・・・・奥さんから「あっそう、こりないめんめんネ。」とあっさり言われたそうです。それ以後<こりないめんめん>と言う表現で、かなりの範囲の人達を一括りにして奥さんとの会話にしばしば出てくるようになったとの話です。
 こんな事を考えると<こりないめんめん>と言うのは、ビバーグ体験の回数などにかかわらず、リュックの中に<ビバーグセット>をひそかにしのばせて、羽田さんの山行に一緒する人の事ではないでしょうか。
 羽田さんの山行の魅力を思うと、私は<こりないめんめん>の仲間入れてもらっても迷惑だとは思いません。それどころか時々「今度は○○に行ってみたいんだけど・・・・」等と羽田さんに聞こえるように話をする事さえあるのですから。松平山での雪中ビバーグ以来、私のリュックの中には、蝋燭をはじめとして私なりのビバーグセットが入っているようになりました。でも、ビバーグはしたくありません。
 

新しい意見、ありがとうございました。リュックの中に<ビバークセット>をひそかにしのばせて・・・とは羽田さんと山行を共にする時は、常にビバークの心配をしているということでしょうか。もっとも私は、<今回はやばい>と予想した場合(たとえば昨年11月の湯の平から烏帽子山)など、あらかじめ一日休日を取っておく用心深さです。