新潟県北の低山藪山情報

最新情報 山屋(点名) 2024年3月上旬
         

 ここでいう新潟県北とは、新潟県岩船郡をさし、一般のガイドブックにない山の紹介である(石黒山、大平山など最近ガイドブックで紹介された山もありますが、このページを作った時はまだなかった)。「 」は2万5千分の1の地形図名で、年月は私が実際に歩いた時期である。地形図を見ながら、文章を参考にしてほしい。 
 時間は記していない。それは私自身があまり記録をとっていないことと、以前私が紹介した雑誌のコピーだけを持ち、1時間半のところを5時間もかかって登ってきたという登山者がいるからである。時間は地形図、季節、藪の状態、自分自身の体力、経験などから自分で判断してほしい。
 同じような理由で地形図も付していない。私もそうであるが、地形図の情報があるとそれだけを持って山に登り、そのルート以外視点が向かなくなってしまうからである。地形図は自分で用意し、絶えず自分の位置を考えながら歩いてほしい。
 赤布などの目印は基本的に残していない。それは帰りに取り去るからである。迷わないための赤布といえども、山に残せばゴミと同じである。また次に登る人に対して、山の新鮮さを保つためにも取り去るようにしている。 
 なお以前新潟日報(1998年11月29日付け)の羽田寿志著『新潟の低山藪山』の紹介文でも記したことであるが、藪山登山の楽しみは「登山情報の模倣ではなく、自分で地図を見て山を探し、実際に山中で迷いながら山頂に達した時の喜びを知る」ことである。したがってこの情報のとおりに山に登るだけでなく、この情報をもとに新しいルートも探されることを願っている。

藪山のグレード(案)                            

 落葉し積雪がない時期に、越後の山を往復する場合を想定して考えてみた。
 0:道がはっきりしていて、草木が身体にふれることはない。
 1:道ははっきりしているが、草木が身体にふれる。
 2:踏み跡があり、赤布は必要ない。
 3:踏み跡は確認できるが、赤布がつけたほうが安心して往復できる。
 4:踏み跡はないが、赤布をつけるだけで往復できる。
 5:踏み跡は全く無く、赤布の他、鉈、鋸で刈り払いも必要。
 以下の情報には、最も困難な場所を示すため、上記のグレードを付した。その距離が短い場合には、グレードを1ランク落としてある。




芋沢山 483m 「木野俣」 1997年12月下旬 グレード2
 芋沢山の南方約1.5kmにある道路の終点に車を置く。沢沿いに道があり、何度か伐採跡地を通過すると、道が不鮮明になってくる。沢の両側が急斜面になった辺りから、右岸の尾根を登る。最初のスギ林は尾根沿いに道があるが、その道は尾根から右側に離れていくので、尾根沿いのコナラ林内の踏み跡を辿って県境に至る。県境はキタゴヨウの稜線で、芋沢山山頂には、塗りなおされた三角点が置かれている。


長根ノ峰 920m 「木野俣」「雷」 2002年5月上旬 小屋までグレード0、小屋から2
 摩耶山に登ると南の方向に東北電力監視小屋が見えるので登ってみた。関川集落から道路を歩き、地形図にある奥の歩道を辿り、県境尾根から東に向かい小屋に至る。小屋からわずかな藪こぎで長根ノ峰に登る。下りは登って来た尾根を過ぎて県境尾根を西に辿り、標高700m付近から北西尾根を下る。

大崎山(地形図に山名なし) 80m 「鼠ケ関」「勝木」 2016年11月中旬 グレード0
 府屋第一トンネルの村上側からトンネルの上に向かう道がある。府屋への峠に地蔵様があり、岬の方へ向かうと大崎山の展望台となる。2016年12月下旬に碁石集落の男性にお聞きしたところ、大崎山は峠から大久保山側のピークらしい。

源賀山(地形図に山名なし) 513m 「鼠ケ関」「勝木」 1997年12月下旬 グレード0
 地形図どおりに半大平の集落から道がある。道路の脇に「配電線巡視路」の標識があり、そこから登る。山頂にはテレビ中継局があり、展望が良い。ススキがまだのびない、春先が適期だと思う。

金峰山(地形図に山名なし) 270m 「鼠ケ関」 1999年4月下旬 グレード0
 塔下集落の東のにある神社の脇を通り、つづら折りのスギ林を登ると峠のような場所に出て、府屋方面の展望がいい。それからへつり道を下り、沢を越え再びスギ林を登っていくと金峰神社に至る。さらにその神社の裏に続く道を登ると、一番高い神社に至る。集落では、ごんげんさま(権現様?)と呼ばれている。

おくば山 ?m 「寒川」 「勝木」 2003年2月上旬 グレード3
 寒川集落の駐車場に車を停め、寒川小学校の脇から取り付く。すぐに体育館の裏からの歩道を合流する。160m付近に戦時中の監視所?の廃墟がある。そこから藪で忠実に尾根を登る。353m峰(点名:松影)はただの藪の中。帰りは北東尾根を下って道路に至る。なお、小学校の校歌では、学校の裏山をおくば山と呼んでいるらしい。

おくば山〜蒲萄山 795m 「寒川」 「勝木」 「蒲萄」 2004年2月上旬 グレード4
 寒川小学校の裏に「おくば山登り口」の看板がある。353m峰を越えると、右は枝打ちされていないスギ林、左は広葉樹の藪の尾根が続く。400m峰付近からブナが現れ、藪が薄くなる。408m峰との鞍部には、「昭和十二年 峰界道付 七月三日」と切り付けられたブナがある。508m峰手前には2、30本のクロベが生えている。601m峰からは町村境を無線中継所が設置してある蒲萄山を目指す。

大久保山 163m「勝木」 1997年12月下旬 グレード2
 勝木から府屋に至る林道を走り、碁石川を越え、林道の最高地点付近に車を停める。送電線の鉄塔から2、30m藪をこぐと、府屋側はスギの若い造林地になっており、その脇を登る。

ジャ林山 283m 「勝木」 1999年1月中旬 グレード2〜3
 立島集落への橋を渡り、右折して車を停める。立島沢沿いに砂防ダムがあり、雪がなければ、道路終点まで車が入る。道路終点から右岸のスギ林の道を歩くと、5m滝を越え、沢に下りる。すぐ沢は二股になるが、右俣左岸に道は続いている。峠から313m峰を目指し、そのまま尾根をジャ林山まで歩く。山頂には古峯神社があり、海岸方向から道があった。現在その道を調査中(下記の文章参照)。
 鵜泊集落から線路の下をくぐり、墓地を通過し畑に出る。コンクリートの橋の手前から右の畑に入り、斜面に向かって左上に向かう山道を登る。スギ林となり尾根をひとつ越して、沢の3m滝の上部に下りて、そのまま対岸の斜面を登ってジャ林山山頂に至る。鵜泊集落には「火の神の里」という看板があり、山頂の神社がそれらしい。現在でも集落の人たちは年に2回、ジャ林山に登っている。なお集落の人に「ジャ林山」と言って通じない。ムコウ山、清浄峰様などと呼ばれているらしい。(1999年2月中旬 グレード1)

三条山 311m 「勝木」 1999年1月下旬 グレード2
 勝木から7号線を走り、上大蔵集落を過ぎた左側に車を停める。上大蔵集落最初の家の右側にタイヤの階段があるが、すぐに道がなくなる。タケ林の急斜面を登ると、尾根には踏み跡があり、そのまま歩くと平らなスギ林になり、雪で踏み跡は不鮮明になった。そのまま三条山に登れそうだが、トラバース気味に三条山の南に至る。途中でスギ林の上部がスギの新植地で烏帽子岳や蒲萄山の展望が良い。南側の斜面は比較的緩やかで登りやすい。帰りは踏み跡を忠実に下ったが、ヤダケのなかから家の裏側に出た。以前は三条山の北側に向かう林道をつめて、三条山に登っていたようである。

ハゲタ山(地形図に山名なし) 411m 「勝木」 2000年5月下旬 グレード3
 7号線脇の中津原駐車場に車を停め、村上側に200mくらい戻ったところから沢に入る。すぐに沢が分れるので真中の尾根を登って、304m地点付近から尾根を北上する。山頂には三等三角点があり、三条山、烏帽子岳、丸山が見える。帰りは南西尾根を下って中津原集落に出た。

丸山 395m 「勝木」 1998年8月上旬 グレード2
 7号線脇の中津原駐車場に車を停め、中津原集落へ歩く。集落の北端の水路を渡り、そのまま水路沿いに歩いて木製の橋を渡り、「配電線巡視路」の標識から勝木テレビ中継所まで登る。中継所の脇を下ると「配電線巡視路」の標識があり、そこから巡視路を離れ尾根沿いの踏み跡をたどり、丸山に至る。ところどころに頭が赤い黒い杭が打たれてあり、迷うことはない。帰りは「配電線巡視路」の標識から、一周するように巡視路を下る。途中ヒノキの造林地で道が不鮮明になるが、中央のくぼみを下ると再び道が現れ、中津原集落の墓地に出る。

秋葉山 372m 「勝木」 2016年12月下旬 グレード0
 北黒川集落の寺の脇から裏に回り、砂防ダムに至る。砂防ダムの左岸尾根に秋葉山への参道がある。火伏せに神であり、集落ではお盆前に参道整備をしている。

城ケ峰 331m 「勝木」 1999年1月中旬 グレード0
 雪の上を黒川俣小学校のグランド脇から畑を横切り、スギ林を登って城ケ峰の北西の尾根に取りついた。尾根には「城ケ峰へ」の標識もあり、登山道があるようだ。山頂にも「城ケ峰山頂」の標識がある。雪が解けたら登山道を探してみたい。
 メールをいただいた黒川俣小学校の先生からの情報によるとプール脇の道を進むと「城ケ峰登山道」という標識があり、スギ林を沢沿いに登ると尾根に達するらしい。

吉祥岳(地形図に山名なし)500m 「蒲萄」「勝木」 1995年6月下旬 グレード0
 大毎集落と、大毎集落から朝日村高根集落に向かう林道からのふたつの登山道がある。大毎集落から南に延びる道路を進むと水田からスギ林となり、車を停める。途中急な場所もあるが、登山道は整備されている。

烏帽子岳 489m 「勝木」 1997年4月上旬 グレード2
 北赤谷集落の道路を進むと鋼製の谷止で終点になる。スギ林のなかにある山道を送電線巡視路に入らないように注意しながら、北赤谷峠まで歩く。北赤谷峠からは頭が赤い黒い杭が適当な間隔で打たれているので、それを目印に歩く。峠から小ピークを過ぎると岩にぶつかり、右側から越えると岩の上方に杭が見つかる。400mを越えるとコンクリートの赤い杭も数カ所ある。山頂には地元集落の人たちが登った時の記念のプレートが置かれてある。

城山 349m 「勝木」 1998年3月下旬 グレード0
 越沢集落から天王山(121m)遊歩道を登り、そのまま尾根沿いに城山山頂に至る。帰りは少し戻ったところからスギ林内の急な道を下って越沢集落に出る。

城山〜蒲萄山 「蒲萄」「勝木」 1999年3月上旬 グレード前半2後半4
 城山南斜面はキタゴヨウとクロベの林で、とても400m足らずの山とは思えない。396m地点に赤いポリ杭があり、その南の鞍部まで明瞭な踏み跡がある。鞍部の東側はスギ人工林になっている。その後もかすかに踏み跡が確認できるが、残雪上を歩く。601m地点には集材に使用した先柱(支柱)のブナがあり、西側は伐採されている。落葉期で天気が良ければ残雪を利用しなくても、蒲萄山の無線中継局を目指しながら歩けると思う。

山熊田505m峰 505m 「雷」 2017年3月下旬 グレード4
 白谷沢右岸尾根を登る。416m峰のある尾根と合流する辺りに窪みがあり、雪がなければ湿地のようだ。505m峰山頂は伐り残したようなやや大きなブナがあり、その根開きに腰を下ろして昼食を取る。

雷630m峰 630m 「雷」 2018年3月下旬 グレード4
 雷集落から雪に覆われた道路を歩く。終点付近のスギ林を抜け、広葉樹林の急斜面を登ると63m峰に至る。

雷522.9m峰 523m 「雷」 2023年4月上旬 グレード2
 石神橋に車を置き、雪が積もった道路を歩く。標高380m付近から西の尾根に取り付き、500m峰に至り、522.9mを目指して北上する。

剛造山 637m 「雷」 1998年11月中旬 グレード2
 以前登った時(『新潟の低山藪山』参照)に、踏み跡と山頂近くのブナに切りつけがあったので無雪期に登ってみた。山熊田集落からの林道は工事中で、林道終点に車を停め、山道を歩き、木製の橋を渡ったところで尾根に取りつく。350mくらいまで踏み跡があり、炭窯の跡まで続いている。それから先はほとんど踏み跡がないが、忠実に尾根をたどる。帰りは樹木ごしに見える砂防ダムを目指して下る。

化穴山 1506m 「大鳥池」 2000年10月下旬 グレード4
 三角池の手前の斜面から尾根に取り付く。1400m峰までマーカーを付けて登るが、そこから県境まではほとんど必要ない。県境の1446m峰からは大鳥池が以東岳からとは少し違った形で見える。県境の稜線は全くマーカーが必要ない。化穴山直下で右側の草原を利用する。山頂はツツジ科植物がまばらに生えている程度で、座っていても360度見渡せる。

高倉山〜蒲萄山 「笹川」「蒲萄」 2002年3月上旬 グレード2
 今川集落の駐車場に車を置き、林道を歩く。地形図上の道路終点から尾根に取り付く。境界測量したのか、杭があり若干刈り払いされている。389m峰付近の左側はスギ造林地。高倉山までの急斜面はクマイチゴしか掴む木がない。高倉山から東に向かう。625m峰付近は地形が複雑で、造林地の管理のためか小屋がある。朝日村との境の778m峰はガスられると蒲萄山方向への尾根がわかりにくい。

浜新保集落〜新保岳 「笹川」「蒲萄」 2003年2月下旬 グレード2
 林道新保岳線の途中からから尾根に取り付く。387m峰と477m地点の鞍部から、あとは尾根沿いに新保岳に向かうだけ。600m付近から気持ちの良いブナ林が新保岳まで続く。

タラの山 「蒲萄」 2014年11月下旬 グレード2
 林道新保岳線の途中からから稜線沿いにタラの山を目指す。三角点脇のブナの「あがりこ」に驚く。

桑川(点名)128m 「笹川」 2004年3月下旬 グレード1
 桑川小学校の裏の水田と畑を横切ると、山へ向かう道が現れる。その道は三角点の東側の鞍部からさらに東に向かって延びている。鞍部から西側の踏み跡を進むとわずかで三角点に達する。下りは西側の尾根を辿る。

鰈山 709m 「蒲萄」 1996年6月上旬 グレード2
 高根集落から天蓋大橋(地形図には印されていない)を渡り、鰈山に向かう作業道の入り口辺りに車を停める。作業道は荒れていたり、ゲートが閉まっている場合がある。適当なところから若いスギ造林地に入るが、三角点の位置は少しわかりにくい。

丸山 556m 「蒲萄」 2013年3月下旬 グレード3
 蒲萄集落から旧国道を進み、蒲萄峠を越えた辺りから東に向かい、大古小屋沢を渡る。大古小屋沢右岸を進み、丸山の南西尾根を登る。


天蓋山 634m 「蒲萄」1997年7月下旬 グレード0
 高根集落から天蓋大橋(地形図には印されていない)を渡り、すぐに林道を右折する。峠(『朝日村登山案内図』にはここから登山道が印されている)を過ぎてニ、三百m下ると左側に崩壊したような場所があり、「天蓋山登山口」の標識が置かれている。そこから急な登山道を登る。展望は良い。

岳ノ山 455m 「蒲萄」2000年2月中旬 グレード2
 岳ノ山の北西尾根に取り付こうと林道からスノーシューを履いたまま沢を渡渉する。尾根は最初スギ林だが、尾根が細くなるとキタゴヨウが途切れなく山頂まで続いている。
 山頂から南の430mピークへ行き、そこから東に下るとスギ林になる。スギ林のなかを南西方向に下り、標高300mの等高線に沿うようにトラバース気味に歩いていると(実際は小さな沢があり、かなりアップダウンがある)沢が二股になっている場所に至り、そこから南西の380mピークを目指して登る。そのまま尾根沿いに天井山へ歩き、去年歩いている西側の尾根を駐車帯に向かって下った。(グレード3)

天井山 443m 「蒲萄」1999年2月下旬 グレード3
 国道7号を蒲萄集落への上りにかかると片側2車線となり、天井山側に駐車帯がある。南側の鉄塔まで登り、水田跡地に植栽されたスギ林を歩く。南側の尾根の小ピークとの鞍部に取り付き、そのまま尾根を登る。

笹峯 380m 「蒲萄」 2003年1月中旬 グレード3
 ぶどうスキー場で滑った後、国道7号の反対側の酒屋から水準点196.1mを目指す。そのままコナラを主体とする尾根を登り、笹峰に至る。山頂からはコナラ越しにぶどうスキー場が見える。下りは東に向かい、雪に埋もれた長池を見て、水準点260.5mから道路を蒲萄集落へ戻る。 

重蔵山 1036m 「鳴海山」1999年9月中旬 グレード2(最後の登りだけ4)
 朝日スーパーラインから県境に沿って去年峡彩ランタン会が刈り払いをした。バチ山分岐は展望がいい。930mピークからの下りが難しいが、県境復活地点を目指して下る。最後の780m鞍部から刈り払いは沢に向かっている。これは峡彩ランタン会が、沢に下って対岸に渡り重蔵山の北尾根を登ったからである。我々はそのまま県境の藪尾根を登った。峡彩ランタン会はこの藪尾根を下ったため、所々に赤布が残されている。山頂は360度の展望である。なお「ラテルネ第6号」では2泊3日の山行であるが、日帰りで登った。

駒ケ岳 776m 「鳴海山」1991年6月上旬 グレード0
 林道平床線の駒ケ岳が最も近づいた地点に車を停める。登山口には標識が設置されている。林道法面を登ると駒ケ岳に向かって登山道がある。急な場所もあるが、注意しながら登ると山頂に着く。林道平床線は工事が多いので、事前に朝日村役場などに問い合わたほうが良い。
(『山と渓谷』654』、『朝日村登山案内図』、『新潟の低山藪山』)

桝形山 1331m 「鳴海山」「大鳥池」 2003年9月下旬 グレード2(3)
 猿田川小松沢右岸尾根を登る。山頂まで鉈目が続くが、時々不鮮明になる。山頂と1149m峰の間にある大池も楽しみ。山頂からは朝日連峰を望めるはずだったが、ガスで何も見えなかった。

鈴谷山 852m 「鳴海山 2014年10月下旬 グレード2(3)
 平床林道と朝日スーパーラインの合流点付近から稜線に沿って進む。最初は踏み跡があるが、しだいに不明瞭になる。

焼峰 537m 「鳴海山」 1995年11月下旬 グレード3
 林道元屋敷線から新四郎沢に下る作業路で高根川を渡る。新四郎沢出合付近から新四郎沢を渡り、忠実に尾根をたどると三角点のある焼峰に着く。以前は道があり、鳴海金山まで続いていたが、今はその当時の面影はほとんどない。


キュウゾウ山 640m 「円吾山」「塩野町」「越後門前」 2004年12月中旬 グレード3
 千縄集落背後の伐採跡地から534m峰に至り、キュウゾウ山との鞍部に下ると踏み跡が現れる。踏み跡はキュウゾウ山を巻くようについているので、ユキツバキの尾根をそのまま進む。

堀切峰 1020m 「円吾山」「相模山」 2003年5月下旬 泥又川までグレード1、そこから3
 戸立沢の北尾根を歩き、泥又川の東俣沢と西俣沢の合流点に至る。泥又川の対岸の急斜面を登って尾根に取り付くと、古い踏み跡がある。ブナ林になるとゼンマイ採りの切り付けも多くなる。山頂は雪原で、中央に窪みがあり、まさに「堀切」峰を実感する。なお、三角点は南北反対に設置してある。

喜助峰 994m 「円吾山」「相模山」 2001年11月中旬 泥又川までグレード1、そこから4
 朝日スーパーラインの石黒沢駐車場から猿田川を渡渉し、山越で泥又川に至る。さらに泥又川を渡渉し、対岸の尾根を登る。500m付近のブナに鉈目があり驚く。さらに607m峰を越えて、650m付近に細いワイヤーが残されていてまた驚く。830m付近から猛烈な藪になり、山頂まで続く。三角点は地面すれすれで、長靴のスパイクの音で発見した。

日倉山 953m 「円吾山」「鳴海山」 1995年5月上旬 グレード0
 林道藤倉線が山頂まで延びているが、入り口にゲートがある。787m地点から山頂に至る。また山頂付近の林道は、最近かなり荒れている。山頂付近から朝日連峰の展望が良い。山頂は整地されていて、三角点は不明である。

鹿森山 836m 「円吾山」「塩野町」 1997年11月中旬 グレード4
 白滝からの滝矢川右岸の道を歩き、滝矢川に流れ込むミヨド沢を目指して、滝矢川へ下る。滝矢川、ミヨド沢を渡り、434m地点のある尾根を忠実にたどる。
(『新潟の低山藪山』)

石黒山 968m 「円吾山」 1993年11月上旬 グレード0
 朝日スーパーラインの石黒沢を渡ったところに駐車場があり、登山道が整備されている。途中山小屋があり、三角点の先まで行くと村上市方向の展望が良い。
(『朝日村登山案内図』)

宇連萩山 613m 「円吾山」 2008年10月下旬 グレード3
 三面メモリアルパークの小国よりのトイレのある空き地からモ沢左岸尾根を登る。地形図上にある池は春には水を湛えるだろうが、秋には小さな水たまりが2つ。山頂から北西尾根を少し辿って、アシド沢を下る。

シゲミ山 589m 「円吾山」 2009年10月下旬 グレード3
 アシド沢から登り、峠からしばらく水平道を進む。やがて道は猿田ダムへと下るので、そこから稜線に上がり、シゲミ山に至る。下りは南尾根を使うが、最後が急斜面になる。

タル山 621m 「三面」 2012年10月下旬 グレード3
 タル山の南の尾根を登る。山頂近くまで右側がスギ林なので、下りもスギと広葉樹の境界を目印に車を目指す。

前山 778m 「三面」 1999年8月中旬 グレード3
 旧三面集落跡から小国方面に向かうとすぐに右に曲がる工事用道路があり、末沢川、沼沢を渡り、周遊道路と予想される道にぶつかる。その道路を右に向かって少し歩くと左の斜面に伐採跡があり、そこを登る。2回窪地を越え、斜面を登ると尾根に出て、尾根を右に向かうとわずかで455m地点に至る。455m地点付近から標高600m過ぎまで踏み跡があり(古い地形図に道が印されている)、踏み跡が不明瞭になってからはマーカーを付けながら山頂を目指す。最高地点から十数m東方向に三等三角点があり、以前登った人の赤布が付けてある。
(5万図「塩野町」昭和28年発行)

鷹ノ巣山 911m 「三面」 1997年9月中旬 グレード4
 蕨峠を三面方向に約700m進むと左側のスギ林のなかに道があるが、ややわかりにくい。580m地点の北の鞍部にとりつき、そのまま水平に山形県側を歩く。急斜面を下って県境沿いにしばらく道が続くが、やがて不明になる。
(『新潟の低山藪山』)

大峠 659m 「三面」 2003年11月下旬 グレード0
 旧柳生戸集落を過ぎて作業道分岐地点に車を置く。作業道を歩いて、終点手前から登山道に入る。あとはなだらかな道を大峠に向かう。旧道の面影がところどころにあり、それを辿るのもおもしろい。

餓鬼山 741m 「徳網」「三面」 1996年11月下旬 グレード3
 蕨峠から道があるが、その道はやがて右下方に下るので、左側の藪に突入する地点に注意する。地形図では山頂まで道が印されており、かすかに踏み跡もわかる。下りに注意しなければいけない箇所が2、3箇所あるので、赤布を付けて登る。三角点は山頂のほぼ中央にある。
(『新潟の低山藪山』)

蔵王山 220m 「蒲萄」「塩野町」 1995年12月中旬 グレード0
 大須戸集落から荒沢集落に入る直前に墓地があり、右折して車を置く。畑と水田跡地にスギが植栽された場所を通り抜け、スギ林に入る。途中右折して下り、登り返すと左からくる送電線巡視路と合流し、山頂に至る。山頂には神社がある。他にも2箇所登山口がある。

秋葉山 120m、関光山 277m(地形図に山名なし) 「塩野町」 1999年7月中旬 グレード1
 地形図に関口集落から道が印されており、そのとおりに歩く。配電線巡視路の標識からつづら折りの道を登ると「秋葉大権現」の石碑があり、そこが秋葉山である。さらに尾根沿いに道は続くが、テレビ塔への電線が現れる辺りから道が藪状になる。山頂にはテレビ塔が3つあり、すぐ裏に鉄塔がある。270度の展望である。鉄塔から北東に向かう道と南下する道に分かれるが、南下する道を選ぶ。道は急だがワイヤーロープにトラロープをからめたロープが張ってあり、210mピークからの展望はいい。さらに下ると林道関口澤内線に出る。
 関光山山頂から北東に向かう道が気になったので歩いてみた。道は北に向かって下り、小桂沢に至る。対岸に急な朽ちた階段があり、標高200m地点の鉄塔にたどり着く。鉄塔からは北に向かって下り、林道上田沢線に至る。(1999年7月下旬 グレード0)

三吉山 100m 荒城山 165m (地形図に山名なし) 「塩野町」 1999年7月中旬 グレード2
 関口集落の関泉寺の右裏に行くと右手に作業小屋が見えるが、左手の石仏のある道を登る。尾根に出ると左側に小さな社のあり、そこが三吉山である。少し戻り石仏を見ながら尾根道を進むと道は尾根からはずれ右に下り始めるが、下らないで尾根上の藪のなかにある踏み跡を進む。160mピークは藪になるが南側に踏み跡があり、次の165m地点が荒城山で、関口城址である。荒城山には小さな石碑(家の形をしている)がある。
 下りは踏み跡を忠実に辿ったつもりだったが、途中から少し南側に下っていることに気づいた。しかし戻るのが面倒なので、そのまま下ると神社の裏の道に出た。その道を少し登って三吉山に至る道と確認し、神社に下った。

蒲萄山 795m 「蒲萄」 1993年12月下旬 グレード0
 ぶどうスキー場からリフトを乗り継いで、そのまま山頂を目指す。以前は登山道幅の道であったが、無線中継所ができてから、重機が通ったような幅になった。山北町脇川からも中継局の建設に使用した道路がついている。

新保岳〜蒲萄山 「蒲萄」 1997年1月中旬 グレード3〜4
 蒲萄山から南下する方が蒲萄山付近までぶどうスキー場のリフトを利用できる。しかし蒲萄山山頂には無線中継所の大きなアンテナがあるので、新保岳からそのアンテナを目指しながら歩いたほうが楽だと判断した。ところどころに雪上からでも踏み跡が確認できる。蒲萄山手前の鞍部から道路になる。ぶどうスキー場は曜日によってはナイターもしており、多少暗くなっても心配はない。我々もそのつもりだったが・・・。
(『新潟の低山藪山』)

米ケ山 692m 「蒲萄」 2015年3月下旬 グレード4
 大須戸除雪ステーションから米ケ沢右岸尾根を登る。400m峰を越えた鞍部になぜかヒノキ林がある。米ケ山から765m峰に進み、南東尾根を下り蒲萄トンネルに下る。

石丸山(地形図に山名なし) 152m 「蒲萄」 1998年8月上旬 グレード2
 塩野町集落の北部に位置する151.9mのピークである。この山は近いうちに岩石採取のため、無くなってしまう。神社の裏から伐採跡地を登り、わずかで山頂に着く。三角点は既に掘り取られ、下の畑に移動されている。

三額山 587m 「塩野町」 1997年1月上旬、1997年12月下旬 グレード2
 国道7号線から桧原上通のバス停手前から左折し、終点の山の神に車を置く。右側のスギ林と落葉広葉樹林の間を登って行くと明瞭な道になる。その道はやがて沢に下っていくので、最高地点辺りから左の急斜面を登る。かすかに踏み跡があり、山頂に近づくほど明瞭になる。
 虚空蔵山からは551m(青溝)まで踏み跡があるが、そこからの下りが難しい。鞍部からは再び踏み跡が現れ、三額山頂に至る。

三額山〜新保岳 「蒲萄」「塩野町」 2000年4月上旬 グレード4
 三額山から朝日村と村上市、山北町境を北に向かう。天気が良かったので迷う箇所も無く、雪もしまり始めていたので楽に歩けた。これで蒲萄山塊(下渡山〜城山)を全部縦走したが、820m地点(登立山)は蒲萄山塊のなかで最もブナ林が美しい場所であった。林道新保岳線が除雪されてないため、登山口まで車が入らないので、新保岳に登っている人もなかった。新保岳からの下りでは迷いそうな場所が2、3箇所あったが、地形図と高度計でなんとか登山口まで歩いて降りた。

虚空蔵山 466m 「塩野町」 1987年4月中旬 グレード0
 林道ニレ沢線の終点に車を置き、山道を登ると池の反対側に登山道が続いている。山頂には奥の院と東屋がある。
 他にも林道柏尾猿沢線の峠付近からも登山道があり、付近は虚空蔵グリーンパークとして整備されている。

鷹取山 419m 「柏尾」「塩野町」 1995年3月下旬 グレード1
 水明橋の駐車場に車を置く。宮ノ下集落から作業道をつめると谷止があり、左岸に階段がついている。沢沿いに登り、小さな滝を左岸から巻いて、さらに進むと右岸に道がついている。そのまま登ると鷹取山の北の鞍部にでる。山頂には反射板が置かれている。

鷹取山〜虚空蔵山〜大満虚空蔵尊 「塩野町」「柏尾」 1998年3月上旬 グレード3〜4
 鷹取山からかすかに踏み跡があるが、不明な場所は積雪の力を借りる。途中朝日村上野集落から村上市間島集落をつなぐ山道が横断する。331m地点付近は伐採されている。林道柏尾猿沢線からは、歩道が整備されている。虚空蔵山(奥の院)から大満虚蔵尊まで以前は道があったが、現在はほとんど不明になっている。地形図を絶えず確認し尾根を間違えないように注意しながら下ると、アカマツ林からスギ林となって大満虚空蔵尊に至る。

鍋倉山 448m 「柏尾」 1996年12月上旬 グレード1最後だけ2
 吉浦集落の神社の少し先に車を停め、道路から右側の山道に入る。畑を越すと尾根沿いに道がつけられているが、173m、330mなどの小ピークは巻くように道がある。その道は鍋倉山の山頂直下まで続き、最後は藪こぎになる。

鍋倉山〜朝日村早稲田集落 「柏尾」「塩野町」 2001年4月上旬 グレード3
 鍋倉山手前の440m峰に荷物を置き、鍋倉山を往復する。365m峰や422.8m峰は右側斜面に古い道形がある。同行者はその道を辿ったが、私は忠実に尾根を歩いた。市村境の612m峰からは鍋倉山から歩いてきた尾根がよく見える。市村境を北の590m峰まで進み、東に延びる尾根を早稲田集落へ下った。

能化山 381m 「柏尾」 1996年1月中旬 グレード1
 345号線を北上し、間島集落を越えると「津波避難路」の看板があり、右折して線路を渡り、さらに右折して直進すると「能化山登山口」の標識がある。畑から右折し、コナラ林に入り、すぐに左折して、150m峰を北側から巻いてそのまま山頂を目指す。山頂からは日本海と粟島の展望が良い。

能化山〜朝日村上野集落 「柏尾」「塩野町」 2001年3月下旬 グレード3
 能化山は地元集落によって、道標の設置や刈り払いなど整備が進んでいる。山頂から登山道を少し戻り、藪に突入する。古い地形図には360m峰付近から道が印されているが、廃道状態である。405.8m峰には四等三角点(点名:境川)がある。市村境の350m峰は南斜面に道があり、そのまま沢に下りて上野集落に至るが、市村境を少し南下し、東に延びる尾根から上野集落に下った。

一跳山 44.8m 「柏尾」 2017年3月中旬  グレード1
 一跳山の駐車場から間島集落へ向かい線路を渡って、田んぼを一跳山方向に進むと、コンクリートの橋に先に九十九折の道が続いている。峠は以前畑であり、そこから海に向かうと三角点がある。峠から北に向かって下り、線路を渡って国道に戻る。

月山(点名) 325.2m 「柏尾」 2005年3月上旬  グレード2
 海府ふれあい広場から羽越線のトンネルの上にある畑に上がり、畑の奥の道を進むと尾根に至る。道は所々不明になるが、山頂近くまで残っている。
 2005年12月下旬  グレード2
 奥月山登山口から月山神社を経て分岐点(400m峰)に至る。次の400m峰まで明瞭な道があり、右に曲がり尾根沿いに進む。

羽下ケ淵(点名) 211.9m 「柏尾」 2015年12月下旬  グレード2
 林道海府南線から10分足らずで登ることができる。

下渡山 238m 「村上」 1998年2月下旬 グレード0
 下渡集落から朝日村寺尾集落方向に向かうと、無線中継所の鉄塔があり車を停める。付近は最近伐採され、登山道が不鮮明になっているが、小ピークを越えるとはっきりとしてくる。途中テレビ中継所があり、そのまま山頂に至る。山頂から反対方向の旧道を下ると下渡集落に出て、車まで戻る。

童子山(地形図に山名なし) 240m 「村上」 1998年2月下旬 グレード1
 下渡山頂から「童子山へ」の方向に下り、急斜面を登るとそこが童子山である。さらに先へ下ると登山道は左下に向かっているが、最後は急斜面になる。そこから林道大沢線を下るが、1998年11月の雪害でかなりのスギが倒れていて歩きにくい。林道を下ると下渡集落に出る。

下渡山〜鷹取山 「柏尾」「村上」 1997年12月上旬 グレード2〜3
 童子山から林道大沢線に下る道を左に分け、稜線を忠実にたどり村上市と朝日村の境界にのる。踏み跡がかなりあり、408m付近は古い地形図にも道が印されている。鷹取山手前の鞍部から踏み跡をたどって山頂に至る。帰りは村上市と朝日村の境界を戻って道路に下り、登山口まで歩いた。

日和山 15m 「村上」 2017年11月上旬 グレード0
 瀬波浜町の公民館から海の方に向かい、すぐ右の砂山。方角石がある。

浜山 29m 「村上」 1999年11月上旬 グレード0
 瀬波温泉の駐車場から中部北陸自然歩道を30分くらい北に向かって歩くと四等三角点のある山頂に着く。

物見山 56m 「村上」 2017年12月上旬 グレード0
 七湊集落から送電線の管理道を進み、2番目の鉄塔付近。本庄と上杉の戦いがあったという。道は瀬波温泉トンネルや松山三面集落につながっている。

山居町二丁目公民館〜山元遺跡 61m 「村上」 2022年1月下旬 グレード3
 公民館の裏から歩道を歩き鉄塔に至る。ため池に下って登り直し、二つ目の鉄塔から南に下り、登り直して61m地点へ。再び下り、トンネル付近から山元遺跡に登り、神納東小学校裏に下る。標高100mに満たないが侮れない。

山居山 94m 「村上」 1995年1月中旬 グレード1〜2
 村上市南町のデイリーストアの左にある道を真っ直ぐ進むと、村上桜ケ丘高校の演習林になり、そのまま村上市の水道施設まで続いている。施設からはササ藪になるが、わずかで山居山に至る。現在は羽黒神社〜山居山〜日東道アクセス道など歩道が整備されている。

臥牛山 135m 「村上」 1987年4月上旬 グレード0
 村上市民にはお城山と呼ばれ、親しまれている。

諸上寺山 73m 「村上」 1997年5月上旬 グレード0
 山頂は公園として整備されていて、車で登れる。石船神社からも登山道がある。

山屋(点名) 56m 「村上」「越後門前」 2024年3月上旬 グレード2
 山屋集落から三角点に一番近い道路終点まで歩き、ヒノキ林を登るとすぐに山屋(点名)に着く。山頂から東に進み、里本庄集落の東にある池を一周するように尾根を歩き、里本庄集落に下る。

八ツ橋山 464m 「越後門前」 2000年2月中旬 グレード3
 小揚集落に車を停め、道路を歩く。小揚川を右岸から左岸に渡る橋を越えるとすぐにスギ林があり、そこから尾根沿いに登る。最初は急登だが、標高300m付近から緩くなる。山頂の広葉樹に測量ポールが縛り付けてあったが、三角点は確認しなかった。

石黒山 539m 「越後門前」  2002年2月下旬  グレード2
 村上市の大栗田集落の除雪終点に車を置く。左斜面のスギ林を登って、尾根に取り付く。あとは尾根沿いに市村境に至り、朝日村に入って、石黒山を目指す。3、4年前に三角点周辺を刈り払うために、大栗田の人がこのルートを登っているので、鉈目があると思う。

下坊山 36m 「越後門前」  2019年11月下旬  グレード1
 下坊山の西側に車を停め、そのまま山頂を目指す。三角点から東側を下り、下坊山の南側の道路を歩いて車に戻る。上坊山には土地所有者の建物がある。

坪根山 82m 「越後門前」  2016年3月中旬  グレード0
 坪根集落の大山祇神社から山頂付近の水道施設まで道がある。

木原木山 238m 「越後門前」 1994年4月下旬 グレード1
 指合集落から南大平集落へ向かうと石川右岸から左岸に渡る橋があり、そこが林道木原木線の起点である。林道を少し登ると左側に作業路があり、山頂の北側まで続いている。スギ林を尾根沿いに歩くとすぐに三角点がある。

大平山 561m 「越後門前」「越後下関」 1998年2月下旬 グレード0
 1995年3月と1996年2月に林道、作業道をつめて、大平山に登ったと思っていた。しかしその後国有林の地形図を見て、実際は大平山の先の579mピークだとわかる。
 1997年秋に登山道が整備された。キャンプ場管理棟から254m地点に登り、そこから神林村と村上市の境界をそのままたどる。1998年には山頂から南西側に下り林道に至る登山道も整備された。
 大平山からそのまま境界を南東に進む。途中ブナの幹に「平田大六」さんの切りつけがあり、579m地点から南西方向に下る。最初は藪だが、やがて造林地となり、作業道がついている。そのまま作業道を下り、石川を渡ってキャンプ場に戻る(バリエーションルート:グレード3)

石川〜大平山 「越後門前」「越後下関」 2001年4月下旬 グレード3
 石川沿いの林道のゲートから林道を歩き、そのまま石川に沿って踏み跡を歩く。何度も渡渉するが、水量が少なく長靴で充分。石川左岸には小さな滝がいくつかあるが、大滝は10mを越える。水量の多い沢を登っていくが、最後だけ左の水量の少ない沢を詰めると樽ノ口に至り、そこで水が途切れる。そのまま斜面を村上市との境界まで登り、境界を大平山まで歩く。下りは南西尾根の登山道を下る。急な場所にはロープが設置されていた。

桃川「要害の峰」「越後下関」 2011年4月中旬 グレード2
 森林管理道根古屋線の最初の橋を渡った場所から左斜面に取り付く。205.4m峰の三角点は不明。その先の230m峰が桃川「要害の峰(根古屋城)」である。少し下った送電線の鉄塔からは粟島、光兎山、飯豊連峰の眺望がいい。帰りは要害の峰から北西尾根を下る。

要害山 284m 「坂町」 1993年12月下旬 グレード0
 地形図の平林城跡の付近に車を停める。馬洗場や首切清水を通り、物見山への道を右に分け、山頂に至る。山頂には山小屋もある。川部集落からの登山道もある。 

嶽薬師(薬師山) 「越後下関」「坂町」 1993年11月下旬 グレード0
 小岩内集落の手前に車を停める。集落内には嶽薬師登山道の標識があり、寺の裏から登る。途中3箇所展望の良いところがあり、関川村桂集落からの登山道と合流し、山頂に至る。山頂には神社がある。

要害山〜朴坂山〜嶽薬師 「越後下関」「坂町」 1997年7月上旬 グレード0
 地元の建設会社によって要害山から朴坂山までの登山道が開設された。要害山から東に向かい、鞍部(種松)で川部集落からの登山道を右に分ける。三の輪山(303m)から北東方向に下り、登り直して大欅を左に見て尾根沿いに歩くと朴坂集落からの登山道と合流し朴坂山に到着する。朴坂山のやや南に展望の良い場所があり、そのまま下り反射板を通過して送電線の鉄塔に至る。鉄塔から道が二分するが、送電線に沿って南に下ると林道に出る。林道を右に曲がり、終点から山道に入り、「薬師山」の道標にしたがって登ると小岩内集落からの登山道と合流し、嶽薬師山頂となる。

嶽薬師〜朴坂山 「越後下関」「坂町」 1999年6月下旬 グレード0
 小岩内集落から登る場合、うがい池から展望台への道を右に分け、桂からの登山道を右に分け、次の右に分かれる登山道が朴坂山への縦走路になる。初めて嶽薬師に登る人は、山頂を踏んでからにした方が良い。小さなアップダウンを繰り返し、399mから急な下りになる。最低鞍部から急な斜面を低木につかまりながら登ると朴坂山山頂の南の展望台に出る。
 この縦走路ができたことによって、J型(葛篭山起点)やU型(川部起点)縦走ができるようになった。

桃川峠〜朴坂山 「越後下関」 2000年12月上旬 グレード前半2後半3
 桃川峠から巡視路を登るとすぐに鉄塔があり飯豊連峰の展望がいい。そこから314.0m峰(点名:西山)まで数十mおきに赤ペンキや杭があるが、その後藪になる。忠実に尾根を辿って行くと「西山切り通し」で、要害山〜朴坂山の縦走路に合流する。

三角点 577m 「越後下関」 1997年5月上旬 グレード0
 関川村小見と滝原集落の間の林道を走り、吹の沢川右岸の道路の右側にある「コウモリ沢歩道」の道標から右側に下る。スギ丸太橋を渡り、左側に曲がり、山の神への道を分けて三角点山頂に至る。三角点から反対側に下り、すぐに右に曲がる。ブナ林から途中右に下る道を分け、スギ林、アカマツ林となり畜産団地に至り、車を回収するために道路を歩く。(1999年10月23日に確認したところ、スギ丸太橋はなく流されていた。そのため1、2歩だけであるが、足が水につかる)
 畜産団地から登る場合は、道路終点からそのまま進まず、東側のアカマツ林から登る。多くの登山者がそのまま進んで迷っている。(1999年10月23日に確認したところ、駐車場はかなり広くなっていた。駐車場からはさらに重機の跡が鮮明になっており、ますますその道に進む人が多くなるであろう。2004年5月3日に確認したところ、土が盛られており、その背後が登山口となる)
 小和田集落から登る場合は、最奥の人家の前を横切ると水路に至り、橋を渡って再び水路の越える。お墓の脇を進むと十字路になり、左を進む。沢の左岸のへつり道(高度感があり、崩壊もしているので注意すること)を進むを沢を渡って右岸のへつり道となる。339.5mの三角点付近でハンノキヤチ方面からの道と合流し、そのまま三角点方面に道が続いている。

(『関川村渓流登山地図』)畜産団地登山口付近の山道の印は怪しい。

湯蔵山 726m 「舟渡」「越後下関」 1997年5月上旬、1997年11月上旬 グレード3
 三角点から北に向かい、小和田集落への道を左に分けて右の踏み跡を忠実にたどる。落葉期なら元光兎(717m)と湯蔵山との鞍部まで、赤布の必要はない。鞍部の南側には水場がある。鞍部からも踏み跡があるが、赤布をつけながら湯蔵山まで登る。

頭布山 1017m 「越後下関」 1998年5月中旬 グレード3〜4
 田麦集落からの林道終点に車を置く。終点から藤沢川左岸の山道を歩く。ササラ沢を越え、右の尾根を登って右に道を分け、少し下ってクリコ沢に至る。枯れ沢の次に水の流れている沢があり、沢を渡ってすぐに直登するように道がある。その道をたどりカンニャゴエ西沢出合に下る。カンニャゴエ西沢を渡り、カンニャゴエ東峰を登る。下頭布山は左を巻き、中頭布、奥頭布を通過し、頭布山に至る。                                          (『ラテルネ』2号、『岳神』15号)

テレビ塔・裏尾根 484m 「安角」「越後下関」2005年2月中旬 グレード2
 丸山公園の駐車場から鷹巣温泉に向かう遊歩道を進み、モラ沢を渡り尾根に取り付く。ヒノキ林、アカマツ林、ブナ林と変わり、テレビ塔の上部に出る。下りはテレビ塔の管理道を利用する。

杉王山 197m 「安角」 1999年11月下旬 グレード0
 関谷中学校から南へ進み、歩道に入る。歩道が網の目のようにあり、注意しながら歩くと三等三角点のある長峰山山頂に立つ。地形図ではこの山が杉王山となっている。さらに南に歩道が続いており、神社のある山頂に立つ。地元の人は杉王様と呼び、四等三角点がふたつある。杉王山の登山口は5箇所以上あると思う。
(『関川村山岳渓流地図』)

牟礼山 616m 「安角」 1995年10月上旬 グレード1
 胎内スキー場と黒俣集落の中間付近に登山口がある。送電線管理道を登って行くとやがて道は送電線から離れ、牟礼山の北東尾根にとりつく。尾根上は刈り払われており、山頂からは杁差岳の展望がいい。

立烏帽子 690m 「安角」 1992年12月上旬 グレード0
 大石ダムから1.5kmほど進んだところに車を止める。造林作業道の入口にはゲートがあり、造林地から歩道への入り口は少しわかりにくい。しかしコナラ林とスギ林に入ると登山道は明瞭になる。峡彩山岳会の山小屋「梁山泊」があり(現在は関川村が管理しているらしい)、水場に下りて対岸の急斜面を登る。

丸山 396m 「安角」 2004年2月下旬 グレード2
 113号線の丸山大橋分岐点の手前の追い越し車線の駐車帯に車を停める。スギ林を越えると林道に出て、そのまま進むと鷹ノ巣峠に至る。そこから林道をはずれ、尾根沿いの丸山を目指す。

葡萄鼻山 798m 「安角」 1995年3月中旬 グレード2
 梁山泊から南へ進み、葡萄鼻山から西に延びる尾根に取りつく。立烏帽子からの稜線が近づくと新潟県では北限のヤマグルマが現れる。山頂からの飯豊の展望は申し分ない。無雪期にも不明瞭ながら登山道はあり、山頂から立烏帽子へも鉈目が続いている。ただし無雪期の山頂はチシマザサの藪らしい。

立烏帽子〜葡萄鼻山  「安角」 2021年11月上旬 グレード1
 立烏帽子山頂から尾根沿いに葡萄鼻山に向かう。葡萄鼻山山頂は刈払われている。葡萄鼻山から立烏帽子方向に少し戻り、南西方向に下って牛道を歩いて、梁山泊に戻る。

黒手ノ峰 829m 「杁差岳」「安角」 2000年4月上旬 グレード3
 大石ダムから西俣コースを進み、反射板に登る。反射板から尾根沿いに踏み跡がある。561m地点と633m地点の中間の600mピークは展望がいい。630mピークの下りから本格的に雪が現れる。ところどころ雪が消えている場所があるが、踏み跡が確認できる。689m地点からの最初の下りに、2mの雪屁があり後向きで下る。黒手ノ峰山頂からは杁差岳が真正面に見え、振り返ると反射板からS字形に歩いてきた尾根を確認できる。

黒手ノ峰〜一本松〜牟礼山 「安角」「杁差岳」 2000年11月下旬 グレード2
 小川沿いの治山資材路終点から小川左岸をマサミ沢まで進む。マサミ沢出合で小川を渡渉し、フキワリ沢右岸尾根を登り、稜線をそのまま黒手ノ峰まで歩く。小川ノ頭山頂は30mくらい藪だが、一本松まで鉈目が続いている。一本松山頂から牟礼山へはブナに矢印が切り付けてあり、そのとおりに進むと鉈目に導かれて牟礼山山頂に着く。

鳥坂峰 948m 「杁差岳」 1995年6月下旬 グレード1
 鱒谷橋付近に車を止め、モルタル吹き付けした法面の上を歩く。法面は一旦下がるが(その辺りからロープが下がっていることもある)、再び登って鳥坂峰の南西尾根に取り付く。尾根上は山頂まで道があり、山頂にはかつて雨量を観測したのか台が置いてある。

大樽山 1101m 「杁差岳」 1999年11月下旬 グレード2
 胎内ヒュッテと胎内尾根登山道入り口の中間くらいの左側から登山道が始まる。920m地点は展望がいい。大樽山が近づくとだんだん刈り払いは不明瞭になるが、マーカーがうるさいほど付けられており、迷うところはない。
(『新潟の低山藪山』)
 胎内ヒュッテのゲートから道路を歩き、浅野橋を過ぎたところで、左の階段を登る。最初鉈目は少ないが、やがて多くなる。キタゴヨウの尾根は狭いが、ブナ林になると安心して歩ける。山頂付近は藪になり、大樽山から胎内ヒュッテへの道を下る。(2001年11月上旬 グレード2

銀明ノ池〜大樽山 1330m 「ニ王子岳」「杁差岳」 2003年10月上旬 グレード2(1200m付近まで)以降鞍部までがグレード4
 足ノ松尾根の登山道から足ノ松沢を渡って、アゴク沢左岸尾根に取り付く。尾根には鉈目があるが、1200m付近で無くなる。左にトラバースしながら、2、3沢を横断し、沢をつめる。銀明ノ池は杁差岳を映す別天地である。下りは大樽山が低くて目標にならない。慎重に村境尾根を下ると鉈目がところどころに出てきて、あとは大樽山を目指すだけ。

若ぶな山 630m 「小国」 1996年10月下旬 グレード1
 わかぶな高原スキー場の上級者リフトの終点に無線中継局があり、山頂まで登山道が続いている。

大境山 1102m 「長者原」 1995年10月上旬 グレード1
 羽前山崎の舟山酒店の前に車を停める。舟山酒店の脇を通ると砂防ダムにぶつかり、左折し標識のあるところから右折する。小さな沢を渡り尾根を登る。枯れ沢を渡った辺りから道が不明瞭になるが、注意しながら進むと尾根に出て、新潟県側に入る。道はだんだんとチシマザサの藪になり枯れ沢にぶつかる。その沢を下るとすぐに水が流れている沢になり、その沢を登ると左岸のブナ林に登山道が続いている。山頂の展望はすこぶるいい。
(『山形百山』、『新潟の低山藪山』)

高坪山・荒島城コース 521m(虚空蔵峰) 「坂町」「中条」 2001年5月下旬 グレード
 林道花立切田線を花立集落の方へ進むと「荒島城コース」の標識がある。少し登ると登山道入口で3台ほどの駐車スペースがある。スギ林からナラを中心とした二次林を登り、関川村との境界が近づくと高坪山らしくない(?)太いブナの林になる。さらに関川村から黒川村との境界を進むと虚空蔵峰に着く。駐車場の看板でこれまで進入禁止となっていたルートである。